4人を死亡させておいて罰金のみ!失火罪とは?

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鹿児島市でのアパート火災での出来事です。

アパート1階の自宅で、たばこの吸い殻をちり紙などが入ったごみ袋に捨て引火。カーテンなどに燃え移り、アパートなど2棟が全焼

そして、火災によって、同居していた母親と出火した部屋の真上に住む男性及びその長女、次女計4名が焼死しました。

もちろん出火原因はたばこの残り火です。

なお、たばこの吸い殻を捨てた本人は皮肉にも生きています。

たばこの不始末!放火なら死刑、失火なら罰金

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建造物等放火容疑ですぐに逮捕された被告ですが、供述では

「火を消さずにぼうっと見ていた」

と話していたとのこと。

つまり、消火する努力をすることなく、同居人やアパート住人に火災が発生したことを知らせることもなく、自身は逃げて傍観していたという事になる。

さて、この情報がすべてだとすれば、被告はそうとうの罪を受けるべきだと思えます。

そうでないと、特に2階に住んでいて亡くなられた方、そのご家族はやりきれません。

しかし、被告に下された判決は、50万円の罰金だけでした!!!

はぁ?

たばこの不始末によって4人の命を奪っておいてたったの50万円?

きっと、この判決を聞いた、または知った方、皆がそう思い納得ができないでしょう…。

なんでこんな判決が下されることになったのか!?

それが、失火と放火の違いです。

遺族の遣り切れない思いを招く判決に納得できない!

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そもそも、人が居住する(今回で言えばアパート)建造物で火事を起こし人を焼死させれば、現住建造物等放火罪となり、殺人罪と同等の死刑、無期懲役、5年以上の有期懲役となります。

一方、過失により建造物を焼失した場合には、失火罪となり50万円以下の罰金となります。

なお、失火罪とは不注意で火事を引き起こしたような場合となり、例えば、ろうそくが倒れてしまい火事になった、寝たばこで火事になったといような、不注意が原因で火災を発生させた場合です。

そして、軽い不注意であれば先に説明したように罰金50万円。

重い不注意となれば、3年以下の禁固又は150万円以下の罰金となります(重失火罪)。

つまり、今回のアパート火災は軽い不注意とされたわけですが、たばこを吸っている人や火を扱う人にとっては、当然、その後始末には注意を払い責任を持つべきです。

たばこの吸い殻を灰皿ではなく、ゴミ箱に捨てる行為は果たして軽い不注意に留まるのでしょうか???

ちょっと注意すれば防げたはずの火災。

検察側は、

「放火で立件できるだけの証拠がない」

として、失火と過失致死罪を適用していますが、

重失火罪での立件はできなかったのか?

と疑問が残るところです。

もっと言えば、裁判所の判決には納得できません。

火災発生後、そのまま「ぼうっと見ていて」火災の発生を知らせることなく、4人も焼死させた被告です。

吸い殻をゴミ箱に捨てれば最悪どうなるか?

そんなことくらい簡単に想像できることです!

私の周りにもたばこを吸う人はいますが、吸い殻をゴミ箱に捨てる人はいません

危険だと誰もが分かることですから、普通はしませんよ。

それに、火災に気付いた時点で大声で知らせていれば、違った結果になっていたのではないでしょうか。

それすらしてないのですよ。

それなのに、検察の求刑通り失火罪で判決を下すとは…。

4人の人を奪っておいて50万では、誰も納得できませんよね?

更に、判決では、勾留日数1日につき5千円として(193日間の勾留)、その金額を罰金50万から差し引くとしたのです。

つまり、実質的に被告は罰金すら支払う必要がないのです。

しかも謝罪も無いというのですから、遺族は無念以上の感情ですね。

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