子供への奨学金が親の収入とされた!返済義務がある奨学金は収入になるのか?

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福島市の生活保護を支給する福祉事務所の判断が問題となっています。

これはとある母子家庭を襲った出来事です。

その母親は男の子を育てるために、生活保護をしていました。

そして、その男の子が高校に通うことになり奨学金を受けたことが、今回のニュースの発端です。

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福島市で奨学金を収入とみなして生活保護費を減額に! 

そもそも奨学金とはどのようなものか?

経済的なことが原因で進学ができない子供たちのために、公平に学業に専念する機会を与えるための制度です

つまり、母子家庭などの子供が高校や大学に入学し、通うためのお金を支給してくれるわけですが、基本的には貸与される形なので卒業後に返済することが条件です。

奨学金については様々な種類があるため、ここでは深くは触れません。

ここでポイントとなるのが支給される対象は親ではなく子供であり、子供自身の口座に振り込まれます。

ですから、返済するのは子供本人であり、親ではないということを知っておいてほしいところです。

というのも、今回福島市の福祉事務所がとった判断というのが、母子家庭で生活保護を受けている家庭に対して、子供の奨学金を収入と判断し、生活保護支給額を減額したのです。

これに対し、減額を受けた親がその判断を不服として、生活保護費の減額処分の取り消し及び損害賠償請求の訴えを提起しました。

奨学金が収入となるなら返済義務はないはず!?

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さて、今回の問題は、奨学金が収入となるか否かが重要なポイントですね。

この点に関しては、裁判所がどう判断するかは見守りたいところです。

しかし、今回の奨学金がどのような種類のものかは明らかでないにしろ、ほとんどの奨学金は返済しなければならないものです。

なお、優秀な学生の場合には無利息というポイントもありますが、基本的には3%の範囲で利息がつくことになっています(卒業後から返済開始)。

つまり、奨学金というなんだか支給されるというイメーージの名称ではあるものの、実際には通常のローンと同様です

いかがでしょうか?

このような奨学金が、収入に該当すると思いますか

それとも収入には当たらないと思いますか

ここからは個人的な意見をいいますが、奨学金は学業のための資金です

ですから、福島市が主張するように収入とみなすならば、奨学金は親子の生活費に使用することが前提とならなくてはいけません。

そう考えると、奨学金を収入とする考えには疑問をもつところ。

それに、返済が不要な奨学金であれば収入とされても仕方がないとも思います。

しかし、支給された元金に加えて利子まで付けて返済するのですから・・
収入とするのは無理があるのでは…と感じます。

更に、奨学金は親への貸付ではありません。

奨学者(子供)に対してへの貸付ですから、子供のお金を親の収入とすることにも違和感があるのかと…。

これらを総合的にみても、さすがに今回の福祉事務所の判断は不当なのかと思うところです。

もっと言えば、もしもこの判断が正当なものとなるならば、その減額された分については返済しなくてよいという事にならないとおかしいですよね。

今回は訴えを起こしたから問題提起がされたわけですが、これまでにもきっと生活保護費を受けている家庭の子供が奨学金を受けた例はあるはずです。

他の福祉事務所ではどのような判断がなされていたのでしょうか…。

いずれにしても、この判断が市によって異なるというようなことだけはあってはなりませんね。

これを機にガイドラインが明確化されることを願います。

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