今話題のSTAP細胞論文!何が問題なの?

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論文や記事のコピペは何がいけないの?

 

万能細胞「STAP細胞」の騒動については、まだ結論も決着もつきそうにありませんが、さて、今回は今回の論文でも問題となっているコピペについて考えてみたいと思います。

 

騒動となっている小保方氏の論文では、コピペがありそれが不正だとして世間を騒がせていますが、そもそもコピペとは?

これはコピー・アンド・ペースト=複写と張り付けのことになります。

 

そしてこのコピペですが、研究の分野では「盗用」と呼ばれる不正の一つとなってしまいます。

つまり、今回のSTAP細胞論文は他の著作物からのコピペがあったとして問題となっているわけですね。

 

これを法律的に考えると、著作権法が関わってきます。

そこで著作権法とは?ということになりますが、

その前に、まず著作権者について説明すると、著作権を有する者のことをいいます。

 

例えば何らかの本を書いた場合、書いた人が著作者となりますが、著作者=著作権者ではない点を理解しましょう。

 

著作者が書いた人となります。

そして完成した本などを著作物といいます。

次に、著作物は財産権として譲渡したり相続の対象となります。

 

つまり、著作者は著作物を他人に譲渡できるのです。

そしてこれを譲り受けた人は著作権として権利を主張できる!

著作権という権利を主張できる人が著作権者となります。

よって、著作者と著作権者が常に一致しないということになりますね。

まずはこの部分をしっかり理解しておきましょう。

 

ではもっと具体的に著作権について説明していきますね。

以外にこれを知らない人も多く、自分でも知らないうちに盗用しちゃってた!なんてことも…。

 

例えば、インターネットで「著作権法とは」という検索をすると、ウィキペディアに『著作権法(ちょさくけんほう、昭和45年法5月6日律第48号)は、知的財産権の一つである著作権の範囲と内容について定める日本の法律である。』(ウィキペディアから引用・http://ja.wikipedia.org/wiki/著作権法‎)という記載があります。

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この記載をそのまままるで自分の説明としてここに載せたら?問題あり?なし?

これはやってはいけない行為であり、著作権の侵害となります。

ただし、いくつか例外があり、著作権者に許可・承諾を得なくても違法行為とならない場合があります。

 

これは「引用」という手段です。

またよく分からない言葉が出てきましたね。

さて引用とは一体?なんでしょうか?

 

引用とは、例で示したようにウィキペディアなどに記載された他人の言葉や文章を自分の話や文章の中に引っぱってきて用いることです。

つまり、私自身も今この文章を書くにあたり、例を挙げる際にウィキペディア記載の文章を使用したので、引用したことになります。

 

ただし、今回は私が行った行為は引用であり、盗用ではないので違法とはなりません。

では、引用と盗用の違いは!?

いくつかの条件を満たしていれば、引用が認められる事になっています。

 

ここからが大事ですよ!

引用が認められ、違法行為とされないための条件については下記のとおりです。

 

①自分の論文や文章、記事に引いて使用できる著作物は公表されているものであること。

②他人の著作物を引用するにあたっては、自分の主張・文章(論旨)との関係で必然性があること。

③自分の意見や文章が主であり、引用する著作物はあくまでも補助的役割に留まっている事が明確であること。

④きちんと自分の意見や文章(著作物)と引用部分との区別がなされていること。

⑤引用した著作物の出所が明示されていること。

 

このような条件を満たしていれば、著作権者の承諾を得なくても著作権の侵害に当たらず、違法行為とされない!ということになります。

つまり、この記事でもウィキペディアの記載をそのまま使用しましたが、前述した条件にあった引用となり、何ら問題にはなりません。

 

では、今回のSTAP細胞論文はどうだったのでしょうか?

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問題となっている部分についてですが、調査委員会は結論としてコピーがおこなわれたものとしました。

実際、論文にも引用した著作物の出所の明記はありませんでしたから、不正疑惑となってしまう結果となったのです。

小保方氏自身も「どこから該当部分を引用したかを覚えていない」としています。

 

勘違いしてほしくないので繰り返しますが、論文などを書く際に、他の著作物からの引用がいけない!というわけではありません。

条件を満たしていれば何ら問題にならないのです。

 

しかし、引用の条件を無視すれば、今回のように盗用と言われることになってしまいますが…

また、今回の論文で問題とされている疑惑部分ですが、これがSTAP細胞を明らかにするための重要部分であったため、尚更問題となっているのです。

 

更に、論文のコピペについて小保方氏は「やってはいけないとは分からなかった。すみません」 と答えたそうです。

しかし、研究者であれば尚更、著作権の扱いについては知らないほうがおかしいとも言えるレベルの基本的なお約束事です。

 

この騒動、どのような形で終息するのか分かりませんが、小保方氏だけの責任ではないにしても、「分からなかった、知らなかった」では済ませられない事ですね。

 

 

著作権を侵害しないための方法とは!?知っておけば怖くない!

 

卒業式シーズンに入りましたが、四苦八苦しながらやっと卒業論文が終わった!これで卒業できる!

やっと一安心、ゆっくり出来ているという大学生も多くいるでしょう。

 

大学によっては卒業論文を卒業試験として課しているところも多く、学生と言えどもその際に気をつけなくてはいけないのが、著作権です。

 

大学生だけに注意を促すわけではありませんが、文章を書く機会がある人には是非とも知っておいて損はないお話をしたいと思います。

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記事や論文を作成する場合、その過程として色々な著作物を目にすることでしょう。

 

また特に論文制作は長期間にわたります。

いい加減に著作物を把握していると、今回の小保方氏のように「どこから引用したか覚えてない」という事態になってしまうおそれも…。

 

そして、結果的に他人の文章や意見をまるで自分の意見かのように利用してしまった、なんて事態に陥ってしまうかもしれませんね。

 

とは言ってみたものの、別に引用を控える必要はありません!

これまでの研究成果や結果、著作物を参考にして自分なりの研究成果を出す事は正当なことですから、おおいに引用しましょう。

 

私自身も大学で卒業論文を書きましたが、その際には色々な専門家の著作物を参考にし、引用して自分なりの研究成果を論文にしました。

 

ただし、その際には著作権を侵害しないようにきちんと前述した条件を満たしました。

図書からの引用の場合には、著者,図書名,発行所,発行年,ページを脚注に示しましたし、Webページからの引用については、著者,タイトル,URLを示しました。

 

また、著作物に限らず専門家の意見なども引用することができます。

誰かの意見や言葉などであっても、前述した条件を満たしていればいいのです。

もちろん図表なども引用可能であり、図を引用した場合には、脚注に出典元やページ及び図の見出し(タイトル)などを明記しましょう。

 

なお、引用の範囲を超える場合ですが、自身で著作権者に許諾を得ましょう。

例えば、他人の図表などに手を加える場合などですが、著作権者の承諾を得たうえで「著○○、××出版、P.100の図3をもとに著者が修正」などというように記載しましょう。

 

このように、他人が書いたものの扱いには少し注意が必要となります。

著作権という法律がある以上、勝手に使ってはいけないのです。

余談ですが、公表するものではなく個人的に使う範囲であればOKですが…。

 

ここ最近、STAP細胞論文や佐村河内守氏の騒動などで引用やコピペなど、著作権が問題となっていたので取り上げてみましたが、知らないでは済ませられない問題になってしまいます。

著作権や著作権法なんて聞くと少し難しく聞こえたり、自分には関係ないなんて思われるかもしれませんが、これを機に少しでも理解してもらえたらと思いました。

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