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「ゆとり」なんて言葉に騙された

すでに廃止されてしまっているので「ゆとりローン」とは?と思われる方もいるでしょう。

 

これは平成4年頃に開始された住宅を購入する際の借り入れの仕組みです

 

今で言えばフラット35というような当時は画期的なローンプランとして人気を誇りました。

 

このプランは住宅金融公庫(今の住宅金融支援支援機構)によって生み出されたものです。

 

私は平成6年頃に住宅を購入するにあたり利用しました。

 

6年目と11年目に段階的に支払い額が増えるプランでした。

 

一般的なゆとりローンの内容は、借り入れ当初の5年間から10年間の金利を当時の金利からマイナス2.0%ほどに抑えることで、支払い計画にゆとりを作る。

 

そして、初めに抑えた分の金利を10年目以降に振り替えるというものです。

 

この背景には、当時の金利が約7%だったこと。

 

日本企業の一般的な傾向として、年功序列や終身雇用というのが必然であり、

 

勤続年数が長くなるにつれて給料が上がり収入も自然と増えるという事が想定されていました。

 

つまり、金利が7%もあっては収入が少ない若い世代にはローンが組めない。

 

それなら収入が少ない時期の金利を下げて支払いを楽にして、年齢が上がり収入も上がった時に当初抑えた分の支払いをすれば楽になる!

 

これがゆとりローンのメリットだったのです。

 

しかし、当時予想したようには日本経済は景気が回復しませんでしたね。

 

不景気が長期間続くことになりました。

 

更には多数の会社が倒産し、リストラも実施される状況…

 

収入が増える人など殆どいなかったのです。

 

我が家も同様でした。

 

住宅を購入して5年たった時に返済金額が一気に上がりました。

 

それまでの8万円から14万円に!

 

これがゆとりローンです。

 

相当な家計へのダメージでした。

 

それでもギリギリ支払えていたのですが、貯金などはできませんでした。

 

更に11年目には返済が月16万円まで上がりました。

 

収入も上がると見込んでいましたが、10年前とほぼ変わらない状態です。

 

それに子供達が小学生のお金がかからない時期、本来なら貯金する時期となります。

 

月14万円の支払いがあったので、できませんでした。

 

これは後に響きました。

 

更にその後も月16万円もの返済があり、貯金の余裕はありませんでした。

 

しかし子供たちは成長し、高校受験や高校への進学となります。

 

この時期は出るばかりです。

 

どう考えても経済的な余裕などありません。

 

一人で悩んでいるならまずは相談【一覧はこちら】

社会問題になるほどに滞納者が続出

当時、この「ゆとり」の言葉で人気商品で、利用した人は平成4年には70万件、平成5、6年では約110万件といました。

 

しかし、その方達の多くが私と同じように支払いが困難となっていました。

 

自宅を手放すだけでなく、自己破産した人も多くいました。

 

それが社会問題となり、このゆとりローンが廃止されたのは平成12年のことです。

 

我が家もこのままでは家計が破たんする状態でした。

 

これから更に大学進学と養育費がかかる事が予想されました。

 

しかも10年以上も支払ってきた住宅を購入する際の借り入れですが、かなりの残金がありました。

 

このゆとりローンのもう一つの恐ろしいところです。

 

返済金の殆どは利息に充てられ、元金がなかなか減らないのです。

 

住宅を購入する際の借り入れを変更しようと他の銀行に相談しましたが、借り換えは断られてしまいました。

 

完全に担保割れしている状態でしたから。

 

自分での解決策が見つけられず、相談に行きました。

 

任意売却を取り扱っているところでした。

 

提携しているファイナンシャルプランナーと話し合った結果…

 

このままでは間違いなく家計が破たんして、住宅を購入する際の借り入れの滞納が起こるとの事でした。

 

そこで売却という提案がされました。

 

自宅を手放すことになるなんて…と悩みましたが、

 

子供の養育費の方が優先だと思い決断しました。

 

どうにか希望通りの売却価格で売れ、債務もかなり減りました。

 

 

何より毎月支払っていた16万円が無くなり、滞納する不安も無くなりました。

 

更に提携している不動産屋さんに家賃8万円の賃貸住宅を紹介してもらえました。

 

残債務の支払いについては、月2万円の支払いにしてもらえました。

 

手放して今はない家の債務を支払うなどバカバカしい、と思われるかもしれません。

 

でもあのまま引き続き何年も毎月16万円を支払っていたら…

 

子供には進学を諦めてもらい、家族に使うお金だって確保できず…

 

やはりとても無理があったと思います。

 

今回このような提案をしてもらい、選択をした事で生活は楽になりました。

 

まだまだ「ゆとりローン」で悩まされている方は多くいるようです。

 

早期決断によって、あなたにとって最適な解決が出来るのかと思います。