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住宅を売買すればそれで終わり・・・?そうではありません!

さて、自宅を売ることになった方にありがちな大きな勘違いを紹介しておきます。

 

それは、
「自宅を売ったからと言って、債務がゼロになる可能性は少ない!」
ということです…。

 

ただし、同時に自己破産をした場合は例外です。
自己破産をすれば債務はゼロになりますから、またケースが異なってきます。

 

まず、ここでのお話は、「住宅ローンが支払えなくなり自宅を売却する」というケースが前提です。

 

そして、その場合に、「売れば住宅ローンを払わなくて済む」という勘違いをしないでほしいということです。

 

というのも、 任意売却などの方法で家を売るにしても、必ずしもその残りの債務より高く売れるとは限らないのです!

具体的にはいくら債務が残るのか?

例えば1800万円の住宅ローン債務があったとします。

 

仮に、売却価格が1500万円だったとすれば、そこから更に必要経費が控除され、住宅ローン債務は数百万と残ります。

 

当然、この残りの債務は債権者に対して返済しなくてはいけません。

 

以下は配当の具体的な例です!

 

例)住宅ローン債務1800万円・任意売却価格1500万円
・配当内容
@第1順位抵当権者(住宅金融公庫):債権額1500万円
1394万9200万円=任意売却価格−(A〜Dの合計)
A第2順位抵当権者 (保障会社(もとは銀行)):債権額300万円
30万円=基準によって残元金の1割または30万円

 

B抵当権抹消費用(司法書士手数料):4万円
C仲介手数料(業者手数料):55万800円=1500万×3%+6万+消費税
D引っ越し費用 20万=業者の交渉力次第

 

このような配当によって抵当権は抹消されるものの、第1順位の住宅金融公庫の債権は1500万円、第2順位は300万円あったため、配当額を差しひいても2社への債務は405万800円が残ります。

 

ましてや、家を売るわけですから、新しい転居先の家賃が発生します。

 

 

親や子供、親戚などの家に家賃なく住まわせてもらえればいいのですが、そんな好条件の方は少ないでしょう。

 

ですから、任意売却すればもう大丈夫!という安易な考えでいると、落とし穴にハマることになってしまいます。

 

頼りになる専門家一覧

売却業者のいう事を鵜呑みにしない!

 

「任意売却業者に頼んだらもう安心」
「あとはお任せしておこう」
「これでもう苦しまない」

 

楽観視していてはいけません!

 

厳しいかもしれませんが、任意売却すると決めたなら売却後の事もきちんと考えておかないと再スタートは順調にはいきません。

 

このような売却後の事も考えたアドバイスや提案を不動産会社がしてくれればいいのですが、してくれるとは限りません。
売却以外のサポートは業務外と割り切る業者も多くいます。

 

一方で、中にはあなたの収入と支出を考慮した転居先の紹介をしてくれる業者や残りの住宅を購入する際の借り入れ返済についてのアドバイスをしてくれる業者など、あなたをサポートしてくれるところもあります。

 

任意売却後にもローンが残るというケースは一般的です。
多くの方が安易に考えてしまいますが、業者選びも重要と言えます!

 

再スタートを順調なものにする為にも、サポート体制が整った業者や相談相手を見つけることも重要だと思えます。